臨床研究個別プロジェクトコース

臨床研究個別プロジェクトコース紹介

Translational Program for Laboratory Medicine and Clinical Engineering

MD研究者の「特権」を使いこなせ。
〜診断・治療・開発をつなぐ3つのトランスレーション〜

臨床検査や医療機器は、単なる「ツール」ではありません。それは、サイエンス(医学・工学・理学)の最先端が凝縮された領域であり、診断と治療をつなぐ医療の要です。そして何より、臨床検体には、まだ誰も知らない生命現象のヒントが隠されています。
本コースでは、以下の「3つのTranslation」を軸に、MD研究者だからこそ可能な研究のアプローチを学びます。

① 診断から治療へ(Diagnosis to Therapy) 的確な診断技術が新たな治療戦略を生む。
② 基礎から臨床へ(Basic to Clinical) 基礎実験の成果を、実際の医療機器や検査法として実装する。
③ 臨床から基礎へ(Clinical to Basic) 臨床データや検体から新たな問いを見出し、基礎医学の常識を覆す。

【プログラムの特長】

本コースは、上記概要の研究に触れ、MD研究者としての素養を育むため、臨床検査の現場である検査部(臨床病態検査医学分野)、医療機器の管理・開発のスペシャリストである臨床工学部、疼痛の領域にて、トランスレーショナル研究に基づき検査法、医療機器の研究に取り組んでいる緩和ケア診療部が協力して本コースを運営します。

【プログラムで実施する教育】

基礎研究と臨床研究の境界領域、融合領域の教育として、RCPC(Reversed Clinicopathological Conference)による論理的臨床診断力の強化から、オミクス解析を含むバイオインフォマティクスとデータサイエンス、デバイス開発、さらには実用化に必要な精度管理・法規制(レギュラトリーサイエンス)までを網羅し、参加者のニーズに合わせた課題設定・参加が可能です。希望者には将来のグローバルキャリア形成も視野に、英語論文の読み方から海外学会での英語での発表まで指導します。
「実験室」と「ベッドサイド」の双方を知る者だけが見ることのできる景色を、ここで体験してください。

【プログラムでの教育内容】

月1回のオープンカンファレンス:気軽に誰でも参加出来ます
RCPC or 各部によるレクチャー or プログラム参加者による論文抄読会

希望者のニーズに合わせた個別研究指導:本格的に研究したい方へ

テーマ例

①基礎→検査法開発→臨床
マウス・細胞等の疾患モデルのオミクス解析から見出した代謝物Xを、
臨床検体での測定系を構築し、検討する
②臨床→医療機器開発→基礎
臨床検体から見出した成分Yを自動検出する医療機器を開発、
成分Yの疾患病態での意義を、疾患モデルを用いて基礎研究を行う

発表を目標とする学会

世界腎臓学会(2026年M4学生が筆頭発表予定), 日本腎臓学会
日本臨床検査医学会、日本医療機器学会、日本疼痛学会


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