学会派遣プロジェクト
アメリカてんかん学会2025に参加して
研修医2年 土元香菜子
臨床研究者育成プログラムでの研究成果をアメリカアトランタで開催された2025アメリカてんかん学会(American Epilepsy Society Annual Meeting:AES)にて発表しました。
アメリカてんかん学会は脳神経内科医、脳神経外科医、小児科医、精神科医、検査技師、心理士など、世界各国から約6000人以上が参加する大規模な学会です。
今回は"Rapid vs. Slow Taper of Antiseizure Medications during Long-Term Video EEG Monitoring"のタイトルでポスター発表を行いました。
本研究は、臨床研究者育成プログラムのClinical Neuroscience Courseに参加し、脳神経内科の小玉聡先生のご指導のもと取り組んできた、長時間ビデオ脳波に関する研究です。
長時間ビデオ脳波はてんかんの診断や、発作型・焦点の同定に有用であり、てんかんの術前検査にも用いられます。発作を記録するため、検査中に抗てんかん薬の減量が行われることがありますが、減薬方法に明確な指針はありません。当院脳神経内科で施行された過去5年分の長時間ビデオ脳波のデータを解析し、安全性と効率性の観点から、減薬方法について検討し、結果をまとめました。
ポスターセッションでは、2時間にわたりポスター前でのディスカッションを行い、AESの活気ある雰囲気の中で多くの質問や建設的な助言をいただき、有意義な経験となりました。また、学生や若手研究者による大規模で独創的な研究発表や、口演や座長をされている日本の先生方のご活躍を拝見し、感銘を受けることが多々ありました。
さらに、毎年AESに併せて日本人会が開催されており、国内外でご活躍されている先生方から留学、研究、キャリア形成について経験談や貴重な助言をいただきました。「返事はハイか、イエスか、ヨロコンデ!」、「手を挙げるのは無料」なので、チャンスが訪れたら積極的に手を挙げることが大切だと教わりました。10年後、20年後、先生方に少しでも近づけるように、臨床と研究の双方において積極的に経験を積み重ねていきたいと思います。
今回、AESでの発表を目標に研究を開始し、試行錯誤を重ねながら研究を進め、発表に至るまでの過程で多くの学びがありました。加えて、学会を通じて多くの先生方と出会い、刺激を受けることができ、臨床研究者育成プログラムを通して非常に有意義な経験をさせていただいたと感じています。
最後になりますが、本研究の機会を与えてくださった脳神経内科の先生方、ご指導賜りました小玉先生、臨床研究者育成プログラムを通じてサポートいただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
















