少人数コース

少人数コース紹介

7. Oncology Research Course

近年のがん研究・治療開発の発展はめざましいものがあります。分子標的薬の導入によるがん治療の発展はもちろんのこと、診断・病期の評価・治療効果の判定などに於いても分子生物学的手法による複雑・細分化が進みつつあり、私たちはがん診療のパラダイムシフトをまさに実感しています。
Oncology Research Courseはがん研究に関連する臨床科が主催する少人数コースです。2010年度は消化器内科、呼吸器内科、血液・腫瘍内科が参加しています。がん研究の最新の知見(がん幹細胞、微小環境、エピジェネティクス等.)、トランスレーショナルリサーチ、臨床研究の実際に触れながら、今後の腫瘍学の展望について一緒に考えていきたいと思います。そして、このコースへの参加をきっかけに、今後のがん研究・医療にともに携わってわって頂ける方が出てくれればと思います。
このコースは抄読会・ミニレクチャーを基本としていますが、希望に応じて希望のテーマでの実習、研究への参加、論文執筆の指導なども行っています。皆さんの積極的な参加をお待ちしています。

  責任者 調整委員
消化器内科 小池和彦教授 浅岡良成 yasa-tky@umin.ac.jp
呼吸器内科 長瀬隆英教授 大石展也 ohishi-tky@umin.ac.jp
血液・腫瘍内科 黒川峰夫教授 篠原明仁 sinohaa-tky@umin.ac.jp

活動内容

・文献抄読会・ミニレクチャー
週1回程度、各科の持ち回りで担当教員(あるいは大学院生)と参加学生・研修医による論文の抄読会および最新のトピックのミニレクチャーを行っています。時間帯は12:00-13:00の1時間程度です。今年度は担当科がテーマを用意し抄読会・ミニレクチャーを行いましたが次年度(H23年度)以降は、登録生にも積極的にテーマを出して頂き相互参加できる形にしたいと考えています。

2010年度の抄読会・ミニレクチャーのテーマは以下の通りです。

<消化器内科>
6月16日 消化器癌における分子標的治療とその治療標的としてのチロシンキナーゼ
7月5日 肝炎から肝癌へ至る病態の解明と治療法の開発:肝臓、ウイルス、代謝
7月28日 肝臓癌の発生と進展、新規治療法開発など(小分子RNAを中心に)
9月24日 動物モデルを用いた肝細胞癌に対する遺伝子治療の研究
10月12日 消化器癌の発症機序解明、ならびにその臨床応用を目指した基礎研究
11月1日 消化管の炎症と発癌のメカニズム
11月22日 消化器がんとエピジェネテイクス

<血液・腫瘍内科>
6月22日 分子標的薬開発の歴史と今後の展望(チロシンキナーゼ阻害薬/慢性骨髄性白血病) N Engl J Med. 2006;355(23):2408-17.
7月15日 AML1関連白血病と治療開発 Nat Med. 2004;10(3):299-304.
9月15日 Evi-1関連白血病と治療開発 Cell Stem Cell. 2008;3(2):207-20.
9月28日 iPSとがん治療開発 Cell. 2006;126(4):663-76.
10月19日 白血病幹細胞 Science. 2010;327(5973):1650-3.
11月9日 がん臨床研究の実際と課題 N Engl J Med. 2010;363(12):1117-27.
11月30日 白血病とエピジェネティクス Cancer Cell. 2007;11(6):513-25.
1月18日 白血病幹細胞とニッチ Nature. 2010;464(7290):852-7.

<呼吸器内科>
6月29日 Gefitinib or Carboplatin–Paclitaxel in Pulmonary Adenocarcinoma N Engl J Med. 2009;361(10):947-57.
7月21日 EGFRとTKI N Engl J Med. 2005;353(2):123-32.
Lancet. 2005;366(9496):1527-37.
10月5日 Activating EGFR mutation in non-small cell lung cancer N Engl J Med. 2004;350(21):2129-39.
10月26日 EGFR-TKI resistant mutation in non-small cell lung cancer N Engl J Med. 2005;352(8):786-92.
11月16日 MET Amplification Leads to Gefitinib Resistance in NSCLC Science. 2007;316(5827):1039-43.
Nat Med. 2007;13(6):675-7.
2月1日 First-line Gefitinib in NSCLC harbouring EGFR mutation Lancet Oncol. 2010;11(2):121-8.
N Engl J Med. 2010;362(25):2380-8.

・学術活動への参加・実習
抄読会と平行して、参加学生・研修医の希望に応じて研究室の見学、研究活動への参加、学会発表のサポート等を行っています。2010年度はAmerican College of Physicianの日本国内セッション(Western Style Case Discussion for Associate and Student Members / 2010 Poster Competition for ACP Associate and Medical Student Members - pilot program)での発表、flow cytometryによるマウス造血幹細胞解析実習、各種国内学会への参加を行いました。

参加にあたって

下記まで名前、学年、e-mail addressなどを記入してご連絡ください。年度途中での参加も歓迎します。

血液・腫瘍内科 
調整委員:篠原明仁 
sinohaa-tky@umin.ac.jp


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