臨床研究個別プロジェクトコース

臨床研究個別プロジェクトコース紹介

Clinical Immunology Research Course

Clinical Immunology(臨床免疫学)は、ヒト免疫疾患の理解と克服を目標とした学問です。生物学的製剤や分子標的薬により、自己免疫疾患の治療は大きく変わりつつありますが、治療効果が十分ではない症例はまだまだ多く、ヒト免疫の異常に関するより深い理解をめざして研究が進められています。
Clinical Immunology Research Courseでは、学生・研修医が主体的に臨床研究に関わり、実習を通して臨床研究の手法を学ぶ機会を用意しました。また、参加者と教員、参加者同士の議論を通して、発表する力を養うことを目標とします。日本リウマチ学会、日本臨床免疫学会等における学会発表や論文執筆をめざします。
また、学生・研修医を対象とした臨床・研究セミナー、学会参加などを企画していますので、興味のある方はぜひご参加ください。

コースの概要

  1. 「臨床研究の進め方・発表の仕方」
    本コースでは、症例報告・ケースシリーズの発表・論文化を通して、リウマチ・膠原病の病態・治療について学習するとともに、臨床報告・論文執筆を行う上で必要な技能を習得することができます。国内学会での発表を目標とします。進め方についてはチューターが丁寧に指導します。報告の内容について議論するとともに、臨床・基礎の両面から、関連した臨床免疫・膠原病に関する知識についてわかりやすくお話しいたします。若干名の参加を考えています。
    担当:駒井 俊彦、土田 優美ほか(アレルギー・リウマチ内科)
  2. 「Rを使った臨床免疫学実習」
    本コースでは、統計解析ソフトRを使い、臨床免疫学研究に関連するデータベースを題材とした遺伝統計学実習を行います。Rによる解析に興味のある方が対象ですが、まったくの初心者でも歓迎します。月1回程度のグループワークと課題学習を通じて、データをまとめ、国内学会で発表することを目標とします。若干名の参加を考えています。
    担当:板宮 孝紘ほか(アレルギー・リウマチ内科)

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