臨床研究個別プロジェクトコース

臨床研究個別プロジェクトコース紹介

Clinical Immunology Research Course

Clinical Immunology(臨床免疫学)は、ヒト免疫疾患の理解と克服を目標とした学問です。生物学的製剤や分子標的薬により、自己免疫疾患の治療は大きく変わりつつありますが、治療効果が十分ではない症例はまだまだ多く、ヒト免疫の異常に関するより深い理解をめざして研究が進められています。
ヒトの免疫疾患を理解するためには、様々な研究手法によるアプローチを統合した解析が必要です。なかでも、ゲノム医科学の進展は、ヒトにおける免疫疾患の理解に大いに寄与しました。一方で、リスク遺伝子がどのように機能することで、免疫異常や疾患という表現型に至るのかという点については、まだまだ未知の部分も多いです。現在、マルチオミックス解析による統合的な解析が行われており、これらのデータを扱うためには、遺伝統計学的な知識が必要となります。平成31年度も、研究の実際に触れてもらうため、統計解析ソフトRを用いた実習を企画しました。
病態研究・創薬研究については、実験室での細胞培養やモデルを使用した免疫学的研究も欠かすことはできません。また、マルチオミックス解析を行ううえでも、個別の結果の解釈について免疫学の知識は必要になります。平成31年度は、国内外の重要な研究成果につき学生対象のJournal Clubを企画しています。
そのほか、興味のある学生・研修医を対象としたセミナー、研究室紹介、学会参加などを企画しますので、興味のある方はぜひご参加ください。場所は東研究棟 2階 アレルギー・リウマチ内科医局にて行います。

コースの概要

  1. 「統計解析ソフトRを用いた臨床免疫学実習」
    平成31年度は、統計解析ソフトRを用いて、ゲノム医科学によるヒト免疫疾患研究の実際を実習するプログラムを用意しました。免疫疾患や統計に興味のある学生・研修医の興味に応えられるような実習をめざしています。理解度に応じた指導を予定しますので、初めての方でも興味があればぜひご参加をお待ちしております。
    担当:太田 峰人(アレルギー・リウマチ内科)
  2. 「Journal Club in Clinical Immunology」
    臨床免疫・膠原病に関連した、海外有力誌に掲載された最新の原著論文を抄読します。論文の内容について議論するとともに、臨床・基礎の両面から、関連した臨床免疫・膠原病に関する知識についてわかりやすくお話しいたします。Journal Clubで得た知識を基に、実際の研究計画を策定し、解析結果の学会発表をめざすことも可能です。
    担当:庄田 宏文、駒井 俊彦、土屋 遥香、花田 徳大ほか(アレルギー・リウマチ内科)

Page TOP