学会派遣プロジェクト

臨床研究個別プロジェクトコース」の活動の一環としてClinical Immunology Research Courseより「第67回日本リウマチ学会」に参加

はじめての学会の衝撃

私は学生時代に学会発表をしたことがありませんでしたので、今回の学会は人生で初めての経験でした。学会でのポスター発表はいくら研修医セッションとはいえ公に発表されるものですので気合いを入れて準備しようと思いましたが、そもそも今回自分は何を言いたいのか、そしてそれを主張するには何を比較すれば良いのか、そのためにどのような統計的処理をしなければならないのか、自分でも驚くほどに頭の中が混乱してしまい、何度も指導医の土田先生の元を訪ねました。結局のところ、一つの結論を導き出すためにはそもそもの背景知識やポスター作成の手法を知っていることが必要で、それを知らずにとりあえず飛び込んでしまい土田先生の所に通い詰めるというのはあまりにも先生の時間を割いていただき、もう少し賢くやらなかったものかと自戒の気持ちが残ります。
土田先生の力をたくさんお借りしてなんとかポスターが完成し、いざ福岡へ飛びました。すぐに会場へ足を運びましたが、あまりの規模の大きさに衝撃を受けました。会場って、これビル3棟貸し切ってるの!? と思ったのはつい昨日のことのようです。会場内では大小様々なセミナー・講演会が行われておりその数は数えられないほどでした。またポスター発表がされる展示場では様々な製薬会社の出店もあり何千人もの医師が集まる学会のもつ威力がいかに凄まじいものか、痛感させられました。
今回は一泊2日で滞在し、3つのセミナー・講演会を覗きました。いずれも最先端の内容ばかりでとても勉強になり、これはまた来たい!と思いました。自分のポスター発表についても何人もの先生から共感すると言っていただき、また質問もしていただきました。どれも勉強になることばかりで、帰ったらまた自分でも調べてみようと思えました。

今回の発表はひとえにClinical Immunology Research Course(アレルギー・リウマチ内科)の先生方、とりわけ指導してくださった土田先生のおかげで成り立ちました。言葉だけではとても足りませんが、この経験を糧にして今後の診療・研究に活かしていきたいと思います。
本当に感謝しています。ありがとうございました。

研修医 近藤諒

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